A Threatening Sky...
アーケードゲーム「クイズマジックアカデミー」であったいろんなことを書き記します。 時々自作短文も。801要素注意、女性向け。
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束縛(フランシス×カイル)
もし、相手が自分を好きになるような

そんな魔法があったら・・・・・


私は一人だけに、使いたいと思う。




「先生、これで全部ですよね?」
夕焼けが教室の色をオレンジに染め上げる頃。
成績優秀な生徒、カイルに次回の授業で必要とするプリントを運んでもらったばかりだ。
「あぁ・・・ところで」
「はい?」
話を切り出すと、いつものように少し首を傾げて聞いてくる。
「最近新しい魔法陣を発見したんだ、それには協力がいるのだが・・・
カイル、そこの魔法陣の真ん中に立ってくれないか?」
「?・・・こう、ですか?」
カイルが魔法陣の中心で両足を揃えたその瞬間、
魔法陣は眩い白い光を放ち、カイルの姿を外観から消した。
フランシスはその様子をただ見つめ、やがて光が止んだ。
蝶がひらひらと、目の前に跪いたカイルの周りを一周する。
両手で顔を覆い、肩を丸めて蹲っていたカイルは、やがて羽を広げるように自分の掌を見た。
そして、視線を上に上げ、悠然と佇むフランシスの顔を見る。
「・・・せんせい?」
禁忌の魔法、古来封印された、想い人を振り向かせる魔術。
この先私の身になにが起こるかわからない。
それでもいい、この先共に歩いてくれる人が、目の前にいるのだから。
私を見上げるカイルの潤んだ目が、現実を見せてくれる。
カイルはこの先、ずっと私のものだ。
独占欲に駆られ、カイルに向かいゆっくりと歩を進める。
俯いたカイルはどのような表情をしているのだろう、そんな思いがフランシスを動かしていた。
すると、足元がにわかに光りだす。見下ろせば、気付かなかった魔法陣。
握り締められたカイルの手には、魔法陣と同じ色のチョーク。
バランスが崩れたフランシスはその場に倒れこむ、同時に魔法陣が光と共に消えていく。
「先生。」
妙に接近したカイルに、胸の高鳴りが押さえられない。
先ほどの魔法陣、見覚えがある。あれは・・・・・
「・・・僕が、先生の考えていることが分からないとでも・・・?
・・・一応、図書室の本という本は全部読みつくしたんです・・・・・」
そうだ、先程自分がカイルにかけたものと同じ魔法陣。
と、いうことは・・・つまり、自分は・・・・・
「先生・・・」
カイルが、腰を抜かしたフランシスの足に絡まり、顔を寄せてくる。
「・・・・・僕が先生のものなら・・・先生は僕の・・・ですよね」
顔を真っ赤にしたカイル、ねっとりと絡みついたキスをされる。
「・・・せんせい・・・・・」



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束縛しあう運命




パソコンで更新してんですが、「フランシス」がいつも「フランアイス」になります。
パソコン長い間触ってないと恐ろしいものががが。
PC版HPの拍手お礼品に、文を加えたものです。
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微熱(フランシス×カイル)
爽やかな風が、アカデミーの中庭を吹き抜ける。
その風を背で受け止めていたカイルは、寒い、と感じてしまった。
傍に立っていた木が風に揺られざわめき、葉が一枚ひらりと落ちた。
それをただ視線でしか追うことの出来なかったカイルは、今まで読んでいた書物をぱたん、と閉じた。
中庭には、当然だが芝が植えられている。草木も芽生え、とても心地の良い空気が吸える場所。
ここにくるのは、確実に自分だけではないハズだ。
その証拠に、昼休みともなればここで昼寝をする生徒たちが後を絶たない。
その寝顔たちが、とても清清しい、気持ち良さそうな笑顔で寝ているものだから
自分も、その真似事をしてみたいと・・・思ったのかもしれない。
深呼吸をして、木々のざわめきに揺られ、カイルはゆっくりと瞳を閉じた。


芝生に一歩足を踏み入れれば、風が頬を掠めた。
今日はよく風の吹く日だ、そう思いながらフランシスは中庭のほぼ中心に位置する青いベンチに向かって歩いていった。
既に誰かベンチに腰掛けているのはわかった。
無造作に風に流された、青い長髪。
既に授業が始まっている時間だったので最初は自分が担当しているクラスの女子生徒のユリかと思ったが、
よくよく見てみれば、肩幅はどう考えても男。しかも、その人物の膝元には分厚い本が置かれていた。
ユリはあんな小難しそうな本自体読まないし、なで肩だ。
ということはつまり・・・・・
「・・・・・カイルなのか?」
声をかけても返答はなかった、近づいてみると瞳を閉じて静かに呼吸していた。
眠っているのか、呆れたようなため息をひとつつくと彼の顔をじっと見つめた。
(・・・・・睫・・・長い・・・)
はっと思い出したように我にかえるも、なにをしているんだと自分に注意を促した。
声にならない叫びがカイルには聞こえてしまったのか、カイルが言葉をこぼす。
「・・・ぅ・・・ん・・・・・先生・・・」
「・・・カイル・・・?」
瞳を擦りながらフランシスを見上げるカイルの表情が妙に愛しく、胸の高鳴りが聞こえるのがわかった。
カイルの瞳がばっちりと開くと、慌てて立ち上がり腕に巻いた時計をみた。
「うわぁ・・・!もう授業が始まって・・・!!あ、先生起こしに来てくれたんですか・・・って、そんなワケないですよね」
一人で突っ走るのは彼の癖だ、こんなときばかりは口調が早口になる。
膝に本を乗せたまま立ち上がったせいで、本は青く茂る芝生に落ちたままだ。
拾ってカイルに渡してやると、すみませんと頭をさげた。
少し落ち着いたのか息をひとつついて背伸びした。
「・・・今日は風が吹いていますね、気持ちいいです・・・」
カイルは風にただ想いを馳せて、空の彼方を見つめている。
いつしか、カイルは空ばかり見上げていると思うときがある。
それはどうしてか、前一度だけ聞いたことがある。その質問にカイルはこう答えた。「鳥になりたいから」と。
「・・・もう鳥になりたいとは思わないのか」
その言葉に、少しだけカイルが反応したように見えた。その背はどこか、憂いを帯びたような、寂しそうな背中だった。
言葉を待つと、つぶやくようにカイルは言う。
「・・・僕は・・・鳥にはなれません。今日のような寒い日に・・・空を飛ぶなんて怖くて出来ない」
悲しそうに言うカイルを、フランシスはどう思ったか。
次我に返った時には、フランシスはカイルを抱きしめていた。
「・・・先生・・・?」
なにも、言えなかった。言える筈がなかった。生徒と教師など、あってはならない。
でも、いつも自分の為でなく他人の為に笑っているような、そんな感じがしたのだ。
たまには自分の為に笑えばいいのに、と。どうして他人の為にしか笑わないのかと。
だから、泣くよりも笑ってくれたほうがいい。自分の為に笑ってほしい。
そんな想いが心の奥にどんどん溜まって、いつか堪らなくなるほどになったらどうなるのだろうと。
そして、こうなったのだ。世界で一番愛しいと思える人を、今抱きしめている。
「せんせ・・・」
カイルが言葉を発する前に、その乾いた唇を重ね合わせることで塞いだ。
ちゅ、と水音がした。濡れた唇を指でなぞってやると僅かに開いた口が言葉を紡ぐ。
「・・・そうやってまた、僕の熱を奪うんですか・・・」
普段のカイルは、口答えをしない大人しい生徒だ。それが、こんな言葉を発するなんて。
内心戸惑うフランシスの気持ちを知ってか、カイルは続ける。
「・・・ここに触れると、熱を帯びる。離れると・・・熱が持っていかれてしまう。
それは・・・どうしてですか、先生・・・・・」
そういって、少し腕を伸ばしてフランシスの唇に指をなぞらせる。
フランシスを見つめる瞳が潤んで、その瞳にはフランシス自身が映っている。
「カイル・・・・・」
その瞳からいつしか涙が零れるんじゃないかと思うと、一層強い力でカイルを抱きしめた。
「・・・どうして分からないのか・・・それが、分からない・・・・・」
カイルが力なくフランシスの服を掴んでいる、フランシスに顎を持ち上げられてもそれに従った。
そのまま触れるだけのキスをされても、拒否をするどころか自分から歩み寄るようにもう一度。
すがりつく様にフランシスの背中に手を伸ばす。フランシスもまた、カイルを愛しそうに抱きしめる。
「・・・先生・・・・・このまま・・・離さないで・・・」
「・・・・・あぁ・・・」
互いの体の熱を奪い合って、互いを暖める。
「今日は寒いから・・・」


ずっとこうしていよう。

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アニゲと男子キャラが好き。アニゲで一位取れないと人生終わった気分になる。
このブログではMなマテウス@セリオス中心。
時々ぼくはらぐろ@ラスクとか。



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